サポート校には、全日制高校にはないカリキュラムや支援、自由な 校風など、さまざまな特徴があります。自分にとって、どんなメリッ トがあるのかを抑えておきましょう!
高校卒業資格の取得には、授業の出席日数や試験の合格点から得られる単位数など、一定条件をクリアする必要があります。サポート校では通信制高校に在籍する生徒が3年間できちんと条件を満たし、無事高校を卒業できるようにフォローします。
具体的には少人数制で授業を行ったり、担任制を採用することで授業で分からなかったところや疑 問点をすぐに質問できる環境を用意しています。生徒一人ひとりの学力に合った方法で教えていくので、途中でつまずいたり、授業が難しくてついていけないと いうことはありません。また、テストの時期が近付くと、テスト合格に向けた対策も徹底しています。このように学習フォローが行き届いている学校がほとんど なので、全日制高校の生徒と同じように3年間での高校卒業を目指すことができます。
学校には不登校や高校中退などのさまざまな事情を抱えた生徒がいるため、そうした経験をしてきた生徒が通いやすい環境を整えています。例えば、週1 日の登校からスタートし、学校に慣れたら徐々に登校日数を増やしていくなどの工夫をしています。どうしても外出できない生徒には先生が自宅へ訪問して授業 を行うこともあります。また、毎日登校はするけれど教室には入りにくいという生徒に対して、別の教室で先生とマンツーマンで学習をすすめられる学校も多く あります。先生と生徒の距離が近い分、生徒の言葉に出さないSOSをキャッチすることもできるのです。
学校によっては臨床心理士などのカウンセリングの専門家が常駐し、精神面のサポートをさらに強 化している場合もあります。これらのカウンセラーは生徒だけでなく、保護者の悩みや相談も受け付けてくれています。ほかにも、医療的なサポートを必要とす る生徒のために医療機関と連携する学校やいじめ防止策、クラス分けへの配慮など、生徒が安心して学校生活を送れるよう細やかな対応をしています。
一般的に専門知識や技術は高校生くらいの早い時期から学ぶと、より身につきやすいといわれています。サポート校には、芸能、アート、音楽、美容、デ ザイン、スポーツ、ITなど、普通の高校にはない専門科目を学べる学校がたくさんあります。設備が整えられた校舎、各分野でプロとして活躍する先生など特 徴はさまざまですが、いずれも本格的な指導を受けることができます。生徒の興味に合わせて、資格取得などに力を入れる学校もあります。こうした授業は曜日 毎に行われたり、午前中は通信制高校の普通科目授業、午後からは選択授業というようにカリキュラムを組むなど、各学校が工夫しています。
その他、街頭で募金を集めたり、ゴミ拾いなどのボランティア活動を行ったり、企業での職場体 験、農家での田植え体験、福祉体験、地域の祭りへの参加など、学校の数だけユニークなカリキュラムが存在しています。こうした貴重な体験が将来を決める大 事な手がかりになることもあります。
サポート校にも規則はありますが、全日制高校と比べると全く厳しくありません。むしろ生徒の意思を尊重しているので、自由な学校生活を送ることがで きます。こうした校風は大学に近いものといえます。制服を基準服として定めていても、着用するかどうかは生徒の自由としていることがほとんどです。
登校ペースは、自分の生活ペースに合わせて日数を決めたいという人にも対応している学校が多い ので、週5日登校する生徒もいれば、週1日だけ登校する生徒もいます。登校しない日や空いた時間は、アルバイトに使ったり、自分がやりたいことに力をそそ ぐことができます。(途中から登校日数を変更することも可能です。)
学校によっては、部活動を設けていたり、文化祭や運動会、遠足などの行事を盛んに行っている場合もあるので、全日制高校に通う生徒と同じような学校生活を 送ることもできます。もちろんこれらの参加も本人の自由としています。
自由な分だけ最低限のルールを守ったり、上手に時間を管理することが大切ですが、全日制高校の生徒とはひと味違った学生生活を楽しむこができるのが魅力といえます。
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